前回に引き続き今回は、
「じゃあ、良いクリエイティブ・アイデアを考えつくには?」
について書こうと思います。これも、技術力のアップと
同じで、やはり量が大切になるのですが、
簡単に言ってしまうと、良いものを沢山見るということです。
その都度、いちいちそれらがどういう手法で、どういう要素から作られているのかを
調べ、一緒に記憶しておく。そして、もちろん自分自身で、それをやってみなければ、
本当の意味では身に付きません。やってみるんです。
私たちが駆け出しの頃は、良いと思ったデザイン・レイアウトを自分自身が体得
するために、上からトレーシングペーパーをかけてトレースしたりするやり方も
有りました。
そうする事によって、そのデザイン・レイアウトの感覚を身体で盗むわけですね。
それをやっていると、不思議な事にその構成が見えて来るだけではなく
視点誘導の仕組みや、また、自分の手を使う事で、普段なにげなくやっている
自分の癖の発見や、そのような自分の癖と見本としているものとの違いの発見など、
いろいろなものが見えてきます。
見るというのは
"ただ眺める" ことではなく、記憶する、自分のものにする
ということです。
このことを、自分の引き出しを増やすなどと言ったりもしますが、
要は自分の中にいろいろな良いサンプルをためておくということが大切になります。
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