3月 08, 2011

質実剛健の壁 3

前回のエントリーでは、
”自分たちは中身で勝負する企業であり続ける”
という発信者側の想いがそのゴールとして提示されていました。
それは、簡単に言ってしまうと、受け手からどう思われたいか?
自分たちは、どうなりたいか?がちゃんと有るということです。
仮に、それが無かったり、曖昧だったり、
あるいはぐらぐらと揺らいでいたら?

本当はあるんだけど上手く意識として顕在化出来てなかったらどうでしょう?
前回、前々回、企業を個人に置き換えて考えてみたように今回も個人に置き換えてみると、
ただ何となく見た目だけをオシャレな感じにするってことになりますよね。
その時の気分や、なんとなくの好き嫌いで。

まぁ、それがたまたまぴったりと合えば問題は無いんでしょうけど、
それはやはりまれですよね。

自分がどう見られたいのか?ということを、
普段から、ちゃんと意識し、よく研究している人でも、
発信する本人と受け取る側のギャップになかなか
気付けない場合さえありますしね。

まして他人からどう見えるのか?なんて
今までぜんぜん考えてもいなかった質実剛健な方に
「さあ貴方らしいのはどんな格好でしょう?
まぁ、分らないでしょうから私どもがお勧めをお持ちしました。
さあ、この3着の中から選んでください!」
なんて言われても選び様が無いのが実情じゃないでしょうかね。

ちゃんと、その前に”自分がどう見られたいか?どうなりたいか?”という
ヴィジョン、ゴールの部分について考え、その方向性に納得した上で、
「そのためには・・・」という話じゃないと判断出来ないですよね。

そのことが、前々回4番目にあげた、

”それはゴール(目標)が無いと設定出来ない”

という部分です。
こうやって書くと当たり前に見えることでも意外となかなか出来ない部分なんですよね。

まずは、じっくりゴールを考えることこそ本当の近道であり、

無駄なことをして浪費しないという意味でも、

なによりもコストの削減

になるんじゃないでしょうか。