6月 05, 2011

対象(ターゲット)の理解


何かを伝えようとする場合、 その対象となる”顧客”を理解する事が
言うまでもなく最も大切になってきます。 
どんなに素晴らしいおトクな情報であっても、所謂 その対象との
共通言語で話さなければ、 まったく伝わらないですもんね。
対象を理解するためには、まず観察が必要。
 観察の時点では、出来るだけ観察者の価値観を取り払って、
客観的な情報を収集することが大切。

観察はあくまでも観察であって、そこに観察者の”判断”や”意見”が入り込む事は、
正しい対象の理解をさまたげることになりますからね。

特に調査やデータ収集にお金をかけられず自力でやらなければならない時などは、
主観が入りやすく要注意じゃないでしょうか。 発信者側の価値観や考え方は、
対象を充分に観察し、しっかりとそれが把握された上で 照合され、アウトプットとして
組立てられないと発信者と受信者(対象)それぞれの住む世界のギャップにより、
まったく伝わらないメッセージになってしまいますからね。

 受信者(対象)の持つ世界というは、例えると、城壁に守られた壁の内側という感じ。
外から壊すのは大変です。
無理矢理壊そうとすると、中の人たち(つまりは対象者)は防衛のため無理矢理壊そうと
する発信者側への攻撃を始めるのが普通ですよね。

充分に観察、把握しないままに、発信者の価値観や考え方を滑り込ませ、
対象者に対し 「こうすべきだ」と提案を押し付けるのがこの状態。
扉を開けてもらい、先ずは城壁の中へ入り、中の人たちの生活や事情を把握し、
自分たちを仲間と認めてもらうというのでしょうか、中の人たちが納得する形で、
中の人たちと共に、内側から壁を崩すことが最も理想的だということなんです。

もちろん、既にそのようにしてやっている方もいるとは思います。
でも、城壁の中に入り込んでそこで満足し壁を壊す事をやめてしまう人や、
壊す事は納得させたけど、壊す方角を決める事が出来ず、あるいは、
中の人たちの都合の良い箇所で決めてしまうケースが多いのではないでしょうかね。

このように、外から無理矢理叩き壊そうとするのがダメなのは当然で、城壁の中に入り、
中の人たち(対象者)に仲間として認めてもらうところまで行っても、まだたりません。
更に

どちらの方向に向かってその壁を壊すのかというところに、
発信者としての価値観や考え方がちゃんと反映されなければ、
発信者側の意図に添った風景を対象に見せることはできません。

それだとまったく戦略になりませんもんね。 今回は、発信者 = メーカー、
受信者(対象)= 顧客ということで書きましたが、 じゃあ我々制作者の場合はどうか。

基本的には発信者側となるのですが、 ちょっとだけ違うところも感じますので
次回はそっちを書こうかな。

4月 03, 2011

統制、コントロールすることについて

と、ここまで来たところで
3月11日をまたいだわけなんですが、それを機に
私も少しコミュニケーションというものに対し
考え方、見方が変わって来そうな部分があります。
ある意味、ヴィジュアルやメッセージを含む”情報”を
どうコントロールするか?についていつも考えていたわけですが、

その前提となる時代や状況の変化が、自分が思っていた以上に、
いろいろな面でコントロールに大きな影響を及ぼしているのでは?と
実感することがあったってわけなんですが。

ま、もしかしたら、ちょっと混乱しているだけなのかもしれませんけど。

いずれにしても、今、感じている疑問に対しては
自分なりに答えをだして、ここに書こうと思います。

どんな答えがでることやらですが。。

3月 08, 2011

質実剛健の壁 3

前回のエントリーでは、
”自分たちは中身で勝負する企業であり続ける”
という発信者側の想いがそのゴールとして提示されていました。
それは、簡単に言ってしまうと、受け手からどう思われたいか?
自分たちは、どうなりたいか?がちゃんと有るということです。
仮に、それが無かったり、曖昧だったり、
あるいはぐらぐらと揺らいでいたら?

本当はあるんだけど上手く意識として顕在化出来てなかったらどうでしょう?
前回、前々回、企業を個人に置き換えて考えてみたように今回も個人に置き換えてみると、
ただ何となく見た目だけをオシャレな感じにするってことになりますよね。
その時の気分や、なんとなくの好き嫌いで。

まぁ、それがたまたまぴったりと合えば問題は無いんでしょうけど、
それはやはりまれですよね。

自分がどう見られたいのか?ということを、
普段から、ちゃんと意識し、よく研究している人でも、
発信する本人と受け取る側のギャップになかなか
気付けない場合さえありますしね。

まして他人からどう見えるのか?なんて
今までぜんぜん考えてもいなかった質実剛健な方に
「さあ貴方らしいのはどんな格好でしょう?
まぁ、分らないでしょうから私どもがお勧めをお持ちしました。
さあ、この3着の中から選んでください!」
なんて言われても選び様が無いのが実情じゃないでしょうかね。

ちゃんと、その前に”自分がどう見られたいか?どうなりたいか?”という
ヴィジョン、ゴールの部分について考え、その方向性に納得した上で、
「そのためには・・・」という話じゃないと判断出来ないですよね。

そのことが、前々回4番目にあげた、

”それはゴール(目標)が無いと設定出来ない”

という部分です。
こうやって書くと当たり前に見えることでも意外となかなか出来ない部分なんですよね。

まずは、じっくりゴールを考えることこそ本当の近道であり、

無駄なことをして浪費しないという意味でも、

なによりもコストの削減

になるんじゃないでしょうか。