1月 18, 2011

質実剛健の壁

どうして企業ブランディングが必要なものなのか?導入した方が得なのか?

を、

どう説明するか?

このことについては本当に、いつも考えてます。ここではその幅を狭め、
企業ブランディングといっても、メッセージやヴィジュアルから考えた視点で書きます。

ちなみに、メッセージやヴィジュアルというのは、ロゴや
VI(ヴィジュアル・アイデンティティ)等だけのことを言っているわけじゃありません、
念のため。

企業ブランディングが、企業活動全てにわたって行われるべきものだというのと同様に、
当然、ここでいうメッセージやヴィジュアルというものも、企業として発信される
すべてのものということです。

なぜ、企業にとってブランディングが必要か?で、まぁ、初めに聞くのは、

"顧客にとって価値のあるブランドを構築し信頼を獲得していくことで、
より永続的な関係を築く"

というもの。

もちろん、その通りなのですが、それは今更、私が言う必要の無いことですし、
正直、このような説明だと「一応わかる」って感じになっても、なんというか
感覚的な部分でというのか、実はピンと来ていないんじゃないだろうか?って
思っちゃうんですよ。

”まぁ、良いことだって言うのはわかるけど、いずれにしても、
お金に余裕あるならって感じだよね"

的な?"贅沢品" 的なものというんですかね?そういう受け取られ方をしている
ような気がするんです。

ありがちなのですが、一通りその説明は聞いてもらえても結局、
「ん〜、今イチわかんないから、とにかく、どんなのが出来るのか形にして具体的な
ものを見せてよ。やるかやんないかは、それで決めます」と、なっちゃうような感じ。

まぁ、つまりはあまり理解してもらえなかったってことですよね。

で、単なる”表現”として検討に入るもんだから、そのポジショニングやゴールを無視して
社内で社員の主観や好みによる人気コンテストみたいな決め方さえすることも。
じゃあ、どう説明したら感覚的に「あ〜!」って感じで理解してもらえるんだろう?と。
とくに表現の部分に関していうと、

1. 人はどうしても”見た目”でかなりの部分を判断しちゃう

んですよ!ってこと。

2. でも、どんなオシャレな服でも、着ている人に似合ってなければ逆効果

だったりするでしょ?ってこと。

3. 更には、どんな風に見えるのが好ましいのか?どんな風に話すのが好ましいのか?

ってことが重要で、

4. それはゴール(目標)が無いと設定出来ない

そして、

5. それらは、ある意味で一貫してないと、信頼どころか、
逆に不信や疑いを抱かれますよね?


6. 実は、思っているよりも、即、効果が出やすいもの

だったりするんですよ!ってことなんですけど、

これらを、質実剛健な方たちに納得してもらうためにはどうしらいいか?なんですよね。
とりあえず今回は、この1番目と2番目、そして3番目までの項目に関係することで、
とりあえず初めに気になる部分を書いておきます。

オシャレ=チャラチャラしてたり派手だったりということではない

ですよね?まずは、そこをちゃんと理解してもらうことが大事ですよね。
資料や例えとして出す事例も含めて、提案する企業にとって適切な説明をしなければ
理解してもらえるはずはありませんから。

もちろん、その表現の提案自体が適切なものでることは、
わざわざ言うまでもないことですけどね。


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