相変わらず"ブランディング"という言葉をよく耳にしますが、聞いていると、
どうもセールス・プロモーションの様な・・・、ということがあります。
で、考えてみたんですが、
私は "ブランディング" と言うとき、ほぼ"コーポレート・ブランディング"の
ことを 念頭に考えていたんですが、かたや
「それってセールス・プロモーションじゃない?」
って方は、もしかしたら、商品の"販売戦略上のポジショニング"を念頭において
語たられてるのかな?って思ったんですね。
企業ブランディングでも、ポジショニングが大きな位置を占めるわけで、
つまり、その
"ポジショニング"という言葉からの混乱
が起きているんじゃないかと。
私は、企業ブランディングにおけるポジショニングは、その会社が、
どこの位置に属するか?あるいは逆に、どこの位置に属していると思われたら
ダメなのか?という、要は"何ものか?""何ものになりたいのか?"だと考えてます。
それはどちらかというと、"現時点での瞬間的な"状況や環境に 左右されてブレるもの
ではなく、比較的長期的な視野に立った
将来的な姿としての、あるべきポジション、目指す場所
だと思うんですね。
かたや商品のポジショニングは、もっとセールス・プロモーション的な、例えば、
今、競合の弱いところを狙ってぶつける
という様な、もっと旬的な性質の強いものだというわけです。
最近耳にする個人ブランディングなんかは、考え方としては本来、
企業ブランディング的なものですよね? それをハッキリとさせた上で、
自分をどう売っていくのか? という戦略が来るのではないかと。
自分が基本的にどうありたいのかを明確にしないまま、
自分をどう売るか?ばかりを考えたら、それは極論
”今"売れたら何でもいい
ってことになります。
それは、ブランディングじゃないですよね。
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