従来の広告はターゲットである生活者に対する一方的なメッセージでしたよね。
そういう意味では、広告業界の中に恐ろしくコミュニケーションが下手な人がいたとしても大してびっくりするような話ではないのかなとも思います。もともと、広告は双方向のコミュニケーションではないのですからね。
コミュニケーションでは、どちらかというと聞く(理解する)方が大切なわけですしね。
(でも、一方的に言いたいことを言うだけにしても最低限「どう言えば、どうすれば、そのターゲットがメッセージを受け入れてくれるか?」ぐらいはもうちょっと考えれば良いのにと思ってしまう人もいますが(苦笑))
そういう意味で、広告が効かないと言われて久しい今日におき、最も気をつけなくてはいけない事はターゲットについての考察ではないでしょうか。
メッセージの場合、ターゲット外の人に対しては、「ターゲットではないから」ということで無視していてもよかった、あるいは無視しても大して影響は出なかったかもしれないのですけれど、コミュニケーションの場合、「ターゲットではないから」ということで無視をしてしまうと、その “無視している姿” もターゲットに見えている可能性があるので、結果的にその部分もコミュニケーションの一部になってしまう訳です。
もちろん、その事を了解済みであえてするというのであれば、それで良い場合も有るのかもしれませんが。
前提した様に、今の生活者の環境または意識が、コミニュケーション型になってきているとすれば、この部分はすごく大事な部分ですよね。
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