7月 12, 2011

前提を共有する

ところで、私は仕事上よく

「この件は時間もないし、勘が良くてパパっと作れる人
じゃないと難しい」

というオーダーを聞かされます。
これは、どういう事だろう?と思ってよく聞いてみると、

"ほとんど説明をしなくても、だいたい言いたい事をわかって貰え、なおかつ、
クライアント好みのテイストでデザインやコピーをあげてくれるクリエーター" 

というような意味になるようです。

ところが、大体このような言葉が出て来るオーダーでは、
説明は "ほとんどしない" ではなく "まったくしない" といったものが多く、要は

「あらためて一から言わなくても大体わかってますよね?ちょっと想像を働かせて 
"らしい感じ" に作っちゃってください」

って感じなんでしょうか。しかし、だからといって完全に "お任せ" なんてことは
まったくなく、多くの場合こちらが提案したものに対し

「う〜ん、イメージと違うんだよなぁ」

なんて不満を表明されたりします。悪くすると、

「やっぱり、おたくじゃ全部指示しないとダメか。。」

なんて嫌みを言われたり、最悪の場合は単に、

「ぜんぜんわかって無いね」

ってことで、ばっさり切られたり?という場合もないわけじゃありません。

確かに一から全部説明しなきゃならないのは大変なことです。
が、私たちがお客様から聞きたいのは、一から全部というわけではありません。
基本的な情報であればネットからでもある程度収集出来ます。
そうではなく、私たちは

今回のプロジェクトの背景、目的、ゴールが知りたいのです。

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