6月 18, 2011

クリエイティブで差別化が出来るか?

ここでは ”クリエイティブ” を
デザインやコピーなどアイデアを表現する
こととしての意味に限定して書いています。

じゃないと話がややこしくなりますからね。

単にその場限りで目立っていても、それは
本質的な意味での差別化にはなりません。

今までと同じ例で書きますね。
メッセージの発信者(メーカー)と協力者である制作者は、
城壁の中の人、つまりメッセージの対象(顧客/ターゲット)を
発信者の意図する場所へと連れ出しますが、その場所には
ライバルも店を開いており、連れてこられた人は、
どちらの店に入るべきか、買うべきか迷ってしまっている。
という場面を想像して下さい。

これはつまり、この時点ですでに差別化出来ておらず、
発信者は商品を魅力的に見せる場所へ、
対象(顧客/ターゲット)を連れ出せてはいるのですが、
自社のものと他社のものとの ”違い” を魅力的に見せる場所への
誘導までは出来ていないという状況です。

ここで、迷っている人たちを自分たちの店の方に呼び込もうと、

単に相手より目立つ表現を使った戦略をとっても、
ライバルはすぐに同じ戦略をとれます。
それでは本質的な差別化になりませんもんね。

前回触れたことと被りますが、商品やサービス自体が
差別化されてなくても、その提供者であるメーカーの歴史や
文化などから、

メーカー自体の違いを見つけ出し、それを
クリエイティブで表現することで差別化はできる、

私は、そう考えてます。

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